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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第12巻より

2020年(令和2年)3月21日 ベストグループ東北研修 ②

私は事業家時代に、成功と失敗の両方を経験しました。三十五歳の時に、三つ目の会社を作らせていただきました。たった四年で、今のお金で百億円の売上を頂きました。資本金は一千万円で、無借金で経営させていただきました。

三十八歳から四年間、飛び込み訪問販売でトップクラスにならせていただきました。しかし五年目に欲が出て、一千億円の売上目標を掲げた時に、敗れていきました。四十一歳から四十三歳までの三年間、会社が潰れかけました。

落ちるところまで落ちて、「会社が潰れかけたのは、私の人格が悪くなったからだ」と気づきました。それから人格を磨く努力をして、また会社を立ち直らせていただきました。

そのように、私も成功と失敗を経験してきました。しかし、失敗があるから良いのです。失敗があるから人生が正されるのです。私は、このような考え方をするのです。

私は事業家時代、会社を成功させていただいていた時は、白い心(浄性(じょうせい))だったのです。命や見えない存在を信じる心が、白い心です。損得なしで生きる人、善悪正邪を通り越した人に、人は付いてくるのです。

だから、私が白い心の時は、たくさんの方が支えて下さいました。私が赤い心(激(げき)性(せい))の人間になった時に、多くの方が辞めていきました。「俺は偉いんだ」と高慢になり、人の意見を聞かなくなった時に、会社が潰れかけていったのです。

そして、会社が潰れかけて「もう駄目だ」というところまで落ちた時には、私は黒い心(鈍性(どんせい))の人間になってしまいました。多い時には五千四百名の方が働いて下さいましたが、二百名まで減ってしまいました。

私がネガティブ人間になった時には、立派な方々は付いてきませんでした。そして、落ちるところまで落ちて初めて、自分の魅力のなさに気づきました。

私はずっと命や見えない存在を信じてきましたが、鈍性になると、命や見えない存在さえも忘れてしまいました。落ちるところまで落ちて、「神様、助けて下さい」と初めて縋(すが)ったのです。

そうすると、過去に働いて下さったやり手の方々が、戻って来て下さいました。そして、あっという間に業績を回復させて下さいました。

この宇宙は二元の世界ですから、成功の反対は失敗です。つまり、成功したら失敗するのです。大の反対は小、喜びの反対は悲しみ、喜怒哀楽、生と死、損と得、善と悪、正と邪というように、宇宙には二元しか存在しないのです。

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