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馬見ヶ崎川・馬見ヶ崎河川公園(山形県山形市)

Mamigasaki river from Sotsuki-bridge (Down).jpg山形市双月、双月橋から下流方向(2011年8月)

 

馬見ヶ崎川(まみがさきがわ)は、山形県山形市を流れる、最上川水系須川支流の河川である。

下流部の白川(しらかわ)についてもこの項で述べる。

地理
山形県山形市南東の奥羽山脈に源を発し北西に向かう。山形市街地東側を流れ、山形市長町・七浦付近で野呂川及び村山高瀬川と合流して白川となり、大字成安付近で須川に合流する。

馬見ヶ崎川は、周囲の地形に大きな影響を与えている。山形市の市街地は馬見ヶ崎川による扇状地に開けていて、馬見ヶ崎川は「暴れ川」として知られていた。川の水量は下流に行くほど少なく、その多くは山形市街地の地下に浸透し伏流水となり、扇端部分では井戸水として豊富に湧き出している。

山形市東部の鈴川地区(旧鈴川村)の地名由来は、かつて村内を流れていた馬見ヶ崎川を伊勢神宮の五十鈴川になぞらえて選定されたものである。

川幅は広く水量は少ないため親水に適している。

馬見ヶ崎河川公園
馬見ヶ崎川の両岸の河原には馬見ヶ崎河川公園が整備されている。親水空間の他、万歳橋上流〜馬見ヶ崎橋上流にかけて馬見ヶ崎河川公園グラウンドが整備されている。園内は基本的に無料で利用できるが、馬見ヶ崎河川公園グラウンドの利用可能時期は5月〜11月までで事前に申請が必要。

グラウンドの他にもサイクリングコースが整備され、河原沿いの歩道は桜の並木が続く。秋には河原で芋煮会の鍋を囲む集団を多数見かけるほどの屈指の芋煮会スポットであり、日本一の芋煮会フェスティバルも馬見ヶ崎川の川原で行われる。

名称の由来
「山形の歴史」では平泉に向かう途中の源義経が山方(山形)入りした際に、夢の中に駿馬が出た事から「馬見の川」「馬見ヶ崎」の名が付けられたと伝わる。 また別な伝承では江戸時代初期、西側(現在の市街地中心部)にあった流れを治水工事により現在の流れに変更した当治水工事の陣頭指揮を受け持った鳥居忠政が、馬上から川を見渡したことに由来して、馬見ヶ崎の名がついたともいう。現在でも盃山近辺に削り取られた山肌を見ることができる。

他に、川岸の崖下の淵の部分をマミと言っていたので、そこからきたという説、洪水のときに白馬に乗った老人が通ったという故事からという説もある。

馬見ヶ崎川と呼ばれる以前は、村山高瀬川合流部より上流は小白川(こじらかわ)と呼ばれていた。現在でもこの地名が山形市内の馬見ヶ崎川沿岸に残る。

前述の通り、村山高瀬川の合流部から須川までは白川が正式名称であるが、地元では特に区別せずにこの部分を含めて馬見ヶ崎川と呼称することもある。なお、白川も市内の地名となっている。

 

出典:Wikipedia
画像「馬見ヶ崎川(双月橋より下流方向)」:Suz-b – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

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