1. ベストグループ東北南ブロック会員ホームページ > 
  2. 名勝地紹介ページ > 
  3. 松島(宮城県松島町)

松島(宮城県松島町)

松島(まつしま)は、宮城県北東部の松島湾内外にある約260の島々からなる諸島やそれを擁する多島海。または、湾周囲を囲む松島丘陵も含めた修景地区のことである。日本三景の一つに数えられている。2018年の観光入込客数は約590万人。

松島湾は仙台湾の中央部に位置する支湾で、宮城県東松島市の唐戸島南東端と宮城郡七ヶ浜町の花渕埼の間にある多島海である。このうち塩竈市が面する松島湾南西部は塩竈湾、あるいは千賀ノ浦と呼ばれる。松島の地形は宮城県の中央部にある松島丘陵の東端が海にまで達し、それが沈水して出来たリアス式海岸がさらに進んだ沈降地形で、溺れ谷に海水が入り込み山頂が島として残っている。そのうち松島湾中南部にある比較的大きな島々の集まりは浦戸諸島と呼ばれる。松島湾中央部の島が全くない海域の水深はおおむね2メートルで、海底が浅いため波が荒くなると海底の泥が舞い上がって海水が濁りやすい。

松島湾周囲の松島丘陵や島の高台には「松島四大観」(まつしましだいかん)と呼ばれる修景地点が散在している。これらは、江戸時代に仙台藩の儒学者・舟山萬年によって選ばれた「塩松環海四山」に由来する。

観光用の展望施設はないが、797年(延暦16年)に征夷大将軍・坂上田村麻呂が絶賛した「長老坂」からの眺望が古くから著名。 その他の展望台としては、「西行戻しの松」、新富山、松島城(いわゆる天守閣風建築物)、塩竈と松島海岸一帯が望める「双観山」、扇谷などがある。
また、松尾芭蕉が松島に滞在した際に宿泊した熱田屋(瑞巌寺参道入口付近)の跡地にある商業施設の屋上が無料開放されている。大観山は現在ホテルの敷地内であるため、ホテルの利用客しか入れない。
かつて松島湾を見晴らせる松島タワーがあったが、解体された。

 

交通
仙台からの行き方。仙台側(南側)から列挙。
塩竈へ
鉄道:JR仙石線・本塩釜駅下車。
松島へ
鉄道:JR仙石線・松島海岸駅下車。
仙台駅 – 松島海岸駅:22.7km、普通列車約40分、400円
高速道路: 三陸自動車道・松島海岸ICより宮城県道144号赤沼松島線(長老坂)を通って約3km
一般道: 国道45号沿い(勾当台公園の国道45号始点から27km、55分)
仙台市内から松島へは塩竈を迂回する利府街道および長老坂経由の方が距離的には近いが、景色がよくないうえ、休日は長老坂周辺で渋滞に巻き込まれる。国道45号経由でも渋滞するが、途中塩竈の風景を見ながら松島に着くことができる。

奥松島へ
鉄道: JR仙石線・野蒜駅下車。
高速道路: 三陸自動車道・鳴瀬奥松島IC
JR東北本線の一ノ関・小牛田方面からは、塩釜駅で仙石東北ラインに乗り換え(または松島駅で途中下車し、高城町駅まで徒歩連絡)、高城町駅で仙石線普通列車に乗り換えて松島海岸駅もしくは野蒜駅へ向かう。

また、仙台空港から松島・奥松島へは、松島・平泉直行バス(岩手県北バス)の利用も可能。

 

日本三景松島-松島観光協会
https://www.matsushima-kanko.com/

一覧に戻る <<