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有備館(宮城県大崎市)

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有備館(ゆうびかん)は、江戸時代の日本にあった教育施設。陸奥国玉造郡岩出山本郷(現在の宮城県大崎市)に置かれた仙台藩の学問所。

茅葺きの書院造の建物が現存し、日本最古の学問所建築である。庭園とともに「旧有備館および庭園」の名称で国の史跡および名勝に指定されている。

沿革
元禄4年(1691年)頃:伊達敏親(岩出山伊達氏第3代当主)により、学問所「春学館」の名で開設される。建物自体は、焼失した岩出山城二の丸の仮居館として伊達宗敏(岩出山伊達氏第2代)によって寛永9年(1633年)に建設されたものである。
元禄4年(1691年):城の北麓にあたる現在地に移し、有備館と改称される。
正徳5年(1715年)頃:伊達村泰(岩出山伊達氏第4代)治世下で、有備館の周辺に茶人・清水道竿が設計した回遊式池泉庭園が造園される。
1933年(昭和8年)2月28日:史蹟名勝天然紀念物保存法(文化財保護法の前身の1つ)により、庭園と併せて「旧有備館および庭園」名義で、国の史蹟(史跡)および名勝に指定される。
1970年(昭和45年):伊達家の厚意により、有備館と庭園が岩出山町(現・大崎市)へ移管される。
1972年(昭和47年)5月26日:国の史跡に追加指定があり、指定区域が拡大された。
2008年(平成20年)6月14日:岩手・宮城内陸地震で被災する。
2011年(平成23年)3月11日:東北地方太平洋沖地震で主屋が倒壊し、附属屋は壁や屋根に被害あり。庭園は各所に地割れ・地盤沈下あり。
2016年(平成28年)4月25日:災害復旧事業落成式が行われ、翌日より一般公開を再開。

交通アクセス
鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本)陸羽東線
有備館駅下車すぐ
岩出山駅より、北西へ徒歩約13分

自動車
東北自動車道 古川ICで下り、国道47号を北西へ約15分

案内
開館時間:午前9時〜午後5時(最終入館午後4時30分)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
入館料:大人300円、高校生200円、小中学生150円、団体2割引き(20人以上)

出典:Wikipedia
画像「有備館と庭園(2016年4月撮影)」:Asasa198
 – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

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