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仙台・青葉まつり(宮城県仙台市)

表小路を通る青葉駒山鉾表小路を通る青葉駒山鉾

仙台・青葉まつり(せんだい・あおばまつり)は、毎年5月の第3日曜日とその前日の2日間、宮城県仙台市で開催される祭である。伊達政宗没後350年にあたる1985年(昭和60年)に、過去に存在した祭りを復活する形で始まった。
概要

江戸時代に仙台東照宮(仙台市青葉区)の「東照宮御祭礼」という仙台藩最大の祭りがあり、「仙臺祭」(仙台祭)と呼ばれた。神輿の先駆けとして山車が数十基運行し数千人が渡御する祭礼だった。それが明治維新の影響で開催できなくなり、東照宮御祭礼に出ていた山車は、桜岡大神宮の祭礼や招魂祭、青葉神社の祭礼に参加した。青葉神社の祭礼も市内に電線が張り巡らされ、山車の巡行をすることができなくなった。

1985年(昭和60年)の伊達政宗没後350年に復活した祭りは、投資意欲の強かった石井亨仙台市長(在任期間:1984年12月23日 – 1993年7月3日)の時代に、バブル景気に加え、「独眼竜政宗」ブーム、仙台市営地下鉄開業、政令指定都市移行、市制100周年などを背景に拡充された。現在の祭りの主な構成要素は、「仙台祭」「青葉祭」双方で行われていた山鉾巡行および神輿渡御、「大崎八幡宮大祭」(旧暦8月15日)で奉納されていた踊りをもとに新しく作られたすずめ踊り、そして、祭りの復活が政宗没後350年であることもあって武者行列が加わっている。

祭りは仙台市都心部で行われる。祭りの1週間前には一番町をすずめ踊りで流し踊りする「一番おどり」が行われ、水曜日から山鉾が中心部のアーケードに飾られる。土曜日の「宵まつり」はすずめ踊りコンテストを中心に開催され、日曜日の「本まつり」では山鉾巡行・青葉神社神輿渡御・武者行列・すずめ踊りなどが開催される。

なお、「仙台・青葉まつり」は、政宗の命日に行われていた青葉神社の祭礼「青葉祭」と歴史的に関係があるため、青葉神社神輿渡御が行われるが、青葉神社では「仙台・青葉まつり」とは別に「春の大祭」を政宗の命日に行っている。

 

 

公式サイト:https://www.aoba-matsuri.com/
出典:Wikipedia
画像「表小路を通る青葉駒山鉾countryroad自ら撮影, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

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