衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第13巻より
2021年(令和3年)4月10日 ベストグループ関西一日研修 ①
皆様、おはようございます。天気は毎日変わります。それは、人の心と一緒です。晴れたと思ったら雨が降ったり、風が吹いたり、嵐が来たりしてコロコロ変わります。人の心も同じようなものです。
つまり、人生は心に支配されているのです。ですから、良い心に支配されたら良い人生を歩み、苦しい心に支配されたら苦しみの人生を歩みます。人生は心次第です。
「成功とは何でしょうか」という素朴な質問を頂きました。私は、このような良い質問には、とても答えたいのです。私も物質の世界でずっと努力してきて、事業家時代には訪問販売業で世界一にならせていただいたこともあります。
社会的地位を得たこともあります。しかし、物質や社会的地位というのは、手に入れても手に入れても、満足しないのです。お金をたくさん持ったこともありますが、使い道がないのです。
つまり、物質の追求には限度がないのです。物質を求めても求めても、きりがないことに気づいたのです。三十五歳で三つ目の会社を作らせていただき、五年目に一千億円の売上にチャレンジしました。
資本金は一千万円で一千億円の売上にチャレンジするのは、普通ではあり得ないことです。たった三年で五千名以上の方が働いてくださいました。資本金が一千万円で、五千名以上の方の給料を払うことは、とても大変なことです。全て、売上の中から給料をお渡ししたのです。
もしも、事業家時代にたくさんのご利益を得させていただいたとしたら、人間の力ではできません。妻に「これは僕の力ではない。何か見えない力が働いている」と言っていました。
私の事業家時代は、「社長、綺麗な水に魚(うお)棲まずと言って、どんな人でも受け入れる人間にならなければ、会社は立派になりませんよ」と言われました。だから、二十七歳から独立をして社会経験の少なかった私は、どんな人でも受け入れました。
そうすれば、水が汚れている下流には色々な種類な魚がいるように、色々な人が集まると思ったのです。皆、本当によく働いてくださいました。私が見えない存在を信じていた時は、とても成功させてくださいました。
しかし、三十九歳の時に「俺は凄い」と思った時に高慢になり、突然会社が潰れかけたのです。それまでは見えない存在を信じていたのに、忘れてしまいました。これが運命の分かれ道でした。
つまり、命の存在を信じるか信じないかが、運命の分かれ道なのです。心が汚れすぎると、見えない存在を忘れてしまうのです。私は見えない存在を忘れた時に、事業が失敗していったのです。
会社が潰れかけて、五千名以上いた社員さんが、たった三百名に減ってしまいました。そして「自分の人間性が悪くなったから潰れかけた」と気づきました。
そして「もう一度心を浄(きれ)いにしなければいけない」と思ったのです。心が汚れたら、人は付いてこないのです。ですから、自分の人間性が悪くなったら、人を苦しめるだけではないですか。
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